駅で日本人女性がPASMOとSuicaを比較しているシーン
本ページはプロモーションが含まれています

【2025年版】PASMOとSuicaどっちがいい?還元率と使い分けの正解

毎日の通勤や通学、そしてちょっとしたお買い物に欠かせない交通系ICカードですが、皆さんは「PASMOとSuicaどっちがいい」のか、真剣に比較したことはありますか。実は私自身、なんとなくで作ったカードを長年使い続けていたのですが、調べてみるとポイント還元率や使い勝手に驚くほどの差があることに気づかされました。

特に2025年現在は、モバイル対応や各社のポイント制度が進化しており、iPhoneやAndroidでの2枚持ちや、定期券の購入方法、オートチャージの設定など、知っておくべき情報が山ほどあります。中学生や高校生の通学定期を親御さんのクレジットカードで決済できるようになったり、小田急や東急、メトロなどが展開する独自のポイント施策など、違いを詳しく理解することで年間数千円から数万円の節約につながる可能性も十分にあるのです。

この記事では、そんな皆さんの疑問や迷いを解消するために、私の経験と最新のリサーチに基づいた情報を余すことなくお伝えします。

ポイント

  1. PASMOとSuicaの基本的な機能差と利用エリアの現状
  2. JR東日本と私鉄各社によるポイント還元率の徹底比較
  3. モバイル端末での便利な使い分けテクニックと設定方法
  4. あなたのライフスタイルに最適なカードの選び方と組み合わせ

 PASMOとSuicaはどっちがいいか比較するポイント

多くの人が抱く「PASMOとSuicaどっちがいい」という疑問に答えるためには、まず両者の基本的なスペックや仕組みの違いを正しく理解する必要があります。一見すると、どちらも改札を通れてコンビニで買い物ができる便利なカードですが、その裏側には発行元の戦略や独自のサービスが複雑に絡み合っているのです。ここでは、利用エリアの広さから定期券の発行ルール、そして最も気になるポイント還元の仕組みまで、判断材料となる重要な比較ポイントを一つひとつ丁寧に紐解いていきます。これを知れば、あなたにとってどちらが「相棒」にふさわしいかが明確に見えてくるはずです。

利用できるエリアや基本的な違いを解説

まず最初に押さえておきたいのは、PASMOとSuicaの基本的な機能と利用エリアについてです。結論から言うと、「改札を通る」「電子マネーとしてお店で使う」という基本的な日常使いにおいて、両者に大きな差はありません。

これは2013年から開始された「全国相互利用サービス」のおかげで、首都圏だけでなく、北海道のKitacaエリアや関西のICOCAエリアなど、全国の主要な交通系ICカードエリアで相互に利用できるようになったからです。したがって、「Suicaしか持っていないから私鉄に乗れない」とか「PASMOだからJRの改札を通れない」といった心配は、基本的には不要です。

しかし、発行主体が異なることによる微妙な違いは存在します。

  • Suica: JR東日本が発行。JR沿線での利便性が高く、地方エリアへの展開も広い。
  • PASMO: 株式会社パスモが発行(首都圏の私鉄・地下鉄・バス事業者が加盟)。私鉄や地下鉄、バス路線の利用に特化している。

 

【メモ】カードの販売再開について

半導体不足の影響で長らく販売が停止されていた無記名式のSuicaとPASMOですが、2025年3月1日から販売が再開されるというニュースが入ってきました。これから物理カードを手に入れたいと考えている方にとっては朗報ですね。

また、意外と見落としがちなのが「バス」での利用です。首都圏のバス事業者の多くはPASMO陣営であり、バスの定期券を購入する場合や、バス独自のポイントサービス(バス特など、一部縮小傾向にはありますが)を利用する場合には、PASMOの方が管理しやすいケースがあります。とはいえ、単純な運賃支払いであればSuicaでも問題なく乗車可能です。

基本機能に差がないからこそ、この後の「定期券」や「ポイント」といった付加価値の部分が、選択の決定打になってくるのです。

定期券の発行路線と連絡定期のルール

「PASMOとSuicaどっちがいい」かを決定づける最大の要因、それが定期券です。ここには明確なルールが存在し、自分の通勤・通学ルートによって強制的にどちらかを選ばざるを得ないケースも多々あります。

大原則として、定期券は「乗車駅」を管轄する事業者のカードでしか発行できません。

定期券の種類 Suicaで発行 PASMOで発行
JR線のみの定期 〇 可能 × 不可
私鉄・地下鉄のみの定期 × 不可 〇 可能
JR線 ⇔ 私鉄線の連絡定期 〇 可能(JR駅発) 〇 可能(私鉄駅発)

例えば、自宅の最寄り駅がJR東日本の駅であれば、Suicaで定期を作るのが基本です。逆に、最寄り駅が東京メトロや小田急線などの私鉄であれば、PASMOを選ぶことになります。ここで問題になるのが、モバイルSuicaを使いたいけれど、最寄り駅が私鉄というパターンです。

SuicaとPASMOは、JR線と私鉄線を乗り継ぐ「連絡定期券」を発行できますが、「私鉄単独の定期券」をSuicaに載せることはできません。 例えば、小田急線だけで完結する区間や、東京メトロと都営地下鉄を乗り継ぐような定期券を、モバイルSuicaアプリ上で購入することは不可能なのです。

注意点:つくばエクスプレスなどのケース

つくばエクスプレス(TX)単独の定期券や、TXと他社私鉄の連絡定期を利用する場合も、モバイルSuicaには搭載できません。必ずPASMO(または物理磁気券)を利用する必要があります。無理にSuicaを使おうとして、定期券区間外の運賃を払い続けてしまうことのないよう、自分のルートがどの事業者に属しているかをしっかり確認しましょう。

このように、定期券の縛りは非常に強力です。「ポイントがお得だからSuicaにしたい」と思っても、物理的な制約でPASMOしか選べない場合があることをまずは理解しておきましょう。

ポイント還元率の違いと経済圏のメリット

もし定期券の制約がない、あるいは定期券区間外での利用が多いのであれば、比較の主戦場は「ポイント還元率」に移ります。ここでは、Suicaが持つ「集中型」の強さと、PASMOが持つ「分散型」の爆発力について詳しく解説します。

JR東日本経済圏「Suica」の還元率

Suicaの強みは、なんといってもモバイルSuicaによる高還元です。JR東日本は「JRE POINT」という共通ポイントを展開しており、以下の条件でポイントが貯まります。

  • モバイルSuicaで在来線に乗車: 50円ごとに1ポイント(還元率2.0%)
  • カード式Suicaで在来線に乗車: 200円ごとに1ポイント(還元率0.5%)

見ての通り、モバイルにするだけで還元率が4倍になります。さらに、後述するビューカードでのチャージ(1.5%還元)と組み合わせれば、常時3.5%還元という驚異的な数字を叩き出せます。貯まったポイントは1ポイント=1円としてSuica残高にチャージできるため、使い道に困ることもありません。

私鉄連合「PASMO」の還元率

一方のPASMOには、Suicaのような統一されたポイントシステムはありません。その代わり、各鉄道会社が独自に展開するポイントプログラムが乱立しており、特定の沿線に住む人にとってはSuicaを凌駕するメリットがあります。

特筆すべきは、小田急電鉄の「小田急おでかけポイント」です。

このプログラムは、同一月内に同じ運賃区間を乗れば乗るほど還元率が上がる「ステップアップ方式」を採用しています。

  • 月間11回以上乗車すると、その区間の還元率が一気に12.0%まで跳ね上がります。
  • 子供用ICカードなら、なんと一律50%還元という太っ腹な施策もあります。

また、東京メトロの「メトポ」もランク制度や休日利用ボーナスがあり、都営地下鉄の「ToKoPo」も乗車回数に応じたボーナスポイントがあります。これらのポイントは、それぞれの沿線に住み、頻繁に電車に乗る「生活密着型ユーザー」に対して、Suicaの2.0%を遥かに超える還元を提供してくれるのです。

ポイント選びの結論

・JRをよく使い、広範囲に移動する人 ⇒ モバイルSuica(最大3.5%)

・特定の私鉄沿線(特に小田急など)に住み、生活圏が狭い人 ⇒ 各社ポイント登録済みのPASMO(最大12%以上も)

オートチャージに使えるクレジットカードの種類

残高不足で改札に引っかかるストレスから解放してくれる「オートチャージ機能」。この機能を使えるクレジットカードの選択肢も、PASMOとSuicaで大きく異なります。

Suicaの場合:

基本的にJR東日本グループの「ビューカード」一択と考えた方が良いでしょう。一部の提携カードでも可能ですが、年会費や還元率を考慮すると、「ビックカメラSuicaカード」や「JRE CARD」などのビューカードシリーズが圧倒的に有利です。これらはオートチャージ利用分に対して1.5%のポイントが付与されるため、ポイ活の観点からも必須アイテムと言えます。

PASMOの場合:

PASMOでオートチャージをするには、各鉄道事業者が発行する特定のクレジットカードが必要です。これを「パスタウンカード」などと呼ぶことがありますが、具体的には以下のようなカードです。

  • 小田急ポイントカード(OPカード)
  • 京王パスポートカード
  • 東急カード(TOKYU CARD)
  • 京急プレミアポイントカード
  • 東京メトロ「To Me CARD」など

ここでの注意点は、「沿線を引っ越すと最適なカードが変わる」ということです。例えば、小田急線沿線から東急線沿線に引っ越した場合、OPカードで東急線のオートチャージはできません(相互利用エリアの改札通過は可能ですが、オートチャージ判定はPASMOエリア内などの制限がある場合が多いです)。PASMOのオートチャージを利用する場合は、自分の居住エリアとメイン路線に完全にコミットする必要があるのです。

 中学生や高校生の通学定期に関する注意点

これまで、通学定期券といえば「窓口に並んで買う磁気定期券」や「カード式」が主流でしたが、時代は大きく変わりました。2025年現在、中学生や高校生でもモバイルSuicaやモバイルPASMOで通学定期券を利用することが一般的になっています。

以前はクレジットカードを持てない学生がモバイル定期券を持つのはハードルが高かったのですが、現在は以下の方法で解決されています。

親のクレジットカードによる代理決済が可能に!

モバイルSuicaやモバイルPASMOの通学定期券購入時に、保護者のクレジットカード情報を入力して決済する「ワンタイムクレカ決済」や代理決済機能が実装されています。これにより、お子様のスマホで定期券を購入・継続することが、自宅にいながらにして可能になりました。

ただし、注意点もあります。通学定期券を新規で購入する場合、あるいは学年が上がって有効期限を更新する場合(特に高校卒業後の進学時など)には、通学証明書や学生証の画像アップロードが必要になります。アプリ上でカメラを起動して書類を撮影し、承認されるまで数日かかる場合があるため、新学期の直前になって慌てないよう、余裕を持って手続きすることが大切です。

また、中学生になるタイミング(12歳から13歳になる春)では、小児用カードから大人用カードへの切り替えが発生するため、一度窓口での手続きや、カードの新規発行が必要になるケースがあります。このあたりのルールはPASMOとSuicaで若干異なる場合があるため、公式サイトのFAQをしっかり確認することをおすすめします。

 PASMOとSuicaはどっちがいいか迷う時の使い分け

日本人男性がテーブルでPASMOとSuicaを並べて比較しているシーン

ここまで基本的な違いを見てきましたが、「私鉄沿線に住んでいるけど、週末はJRで遊びに行く」「会社の経費とプライベートを分けたい」といった複雑なニーズを持つ方も多いはずです。実は、PASMOとSuicaは「どちらか一つ」を選ぶ必要はありません。現代のテクノロジーを駆使すれば、両者のいいとこ取りをする「併用スタイル」こそが最強の解になることもあります。ここでは、スマホを活用した賢い使い分けや、コスト面での最終確認を行い、あなたにとっての最適解を導き出します。

Apple Payを利用した便利な2枚持ちの方法

iPhoneユーザーの方にとって、PASMOとSuicaの「2枚持ち」は最もスマートで合理的な選択肢です。Apple Pay(ウォレットアプリ)には、複数の交通系ICカードを登録し、共存させることができます。

例えば、以下のような使い分けが可能です。

  • PASMO: 通勤用の定期券として設定。私鉄沿線の独自ポイント(メトポなど)を貯める。
  • Suica: 定期圏外のJR利用や、街中での買い物用。JRE POINTの高還元(合計3.5%)を享受する。

ここで重要になるのが「エクスプレスカード」設定です。通常、改札を通る際にはFace IDやTouch IDでの認証が必要ですが、エクスプレスカードに設定した1枚だけは、スリープ状態のままタッチするだけで通過できます。

「じゃあ、使い分ける時はどうするの?」と思いますよね。実は、改札を通る直前にウォレットアプリでメインカードを切り替えるのは非常に簡単です。または、基本をPASMO(定期券)にしておき、JRに乗る時だけ手動でSuicaを選択して認証する、という運用も慣れれば数秒です。このひと手間で、ポイントの取りこぼしを完全に防ぐことができるのです。

 Androidユーザーの併用制限と楽天ペイ活用

Androidユーザーの場合、状況は少し複雑です。日本国内で販売されている「おサイフケータイ」対応端末であればモバイルSuicaとモバイルPASMOを利用できますが、機種によっては両方のカードを同時に発行(共存)できない場合があります。

最近の機種では共存可能なものが増えていますが、古い機種や一部のSIMフリー端末では「排他利用(どちらか一つしか入らない)」という仕様が残っているため、事前にメーカーサイトで確認が必須です。

一方で、AndroidユーザーにはiPhoneにはない強力な武器があります。それが「楽天ペイとの連携」です。

楽天経済圏の住人に朗報

通常、楽天カードからモバイルSuicaにチャージしてもポイント還元の対象外となることが多いですが、Android版の「楽天ペイアプリ」を経由してSuicaを発行・チャージすることで、楽天ポイント(0.5%還元)を獲得することができます。

ビューカードを作りたくない、クレジットカードを増やしたくないという方にとって、手持ちの楽天カードを活かしてポイント還元を受けられるこのルートは非常に魅力的です。ただし、この機能はPASMOには対応していないため、楽天ポイントを重視するならSuica一択となります。

 JR利用が多いなら高還元のモバイルSuica

ここまでの情報を整理しつつ、改めてユーザータイプ別の推奨をまとめます。もしあなたが、JR線をメインの移動手段としているなら、迷うことなくモバイルSuicaを選ぶべきです。

理由は単純明快で、「どこでも使える汎用性」と「圧倒的なポイント還元率」のバランスが最強だからです。特にモバイルSuicaの2.0%乗車ポイントは、他の追随を許さない高水準です。さらに、貯まったJRE POINTは駅ビルでのお買い物や、Suicaグリーン券への交換(600ポイントで交換可能など、実質価値が高い)にも使えるため、JR東日本エリアで生活する限り、これ以上の選択肢はありません。

また、新幹線に乗る機会がある方にとっても、「タッチでGo!新幹線」や「えきねっと」との連携によるチケットレス乗車の利便性は、Suicaならではの強みと言えるでしょう。

 私鉄沿線住まいなら特典豊富なPASMO

逆に、自宅と職場・学校が私鉄沿線(小田急、京王、東急、メトロなど)で完結している場合は、PASMOをメインに据えるのが正解です。

先述した通り、私鉄各社のポイントプログラムは「自社線のヘビーユーザー」を優遇するように設計されています。例えば小田急線ユーザーが、ポイント還元を無視してSuicaを使うのは、毎月数百円〜千円単位でお金を捨てているのと同じことです。また、私鉄沿線の商業施設(小田急百貨店や東急スクエアなど)では、その路線のクレジットカードを持っていると駐車場サービスや買い物ポイントの優遇が受けられることが多いため、生活圏全体でのメリットを考えるとPASMO(と紐づくクレカ)に軍配が上がります。

定期券が私鉄のみであれば、物理的にSuica定期を作れないという事情も含め、PASMOと共に生きるのが賢い選択です。

 年会費や払い戻し手数料などのコスト比較

日本人男性が駅でクレジットカードを持ちオートチャージを利用しているシーン

最後に、地味ですが重要なコスト面をチェックしておきましょう。

年会費:

かつてモバイルSuicaは年会費がかかる時代がありましたが、現在は完全無料です。モバイルPASMOも同様に無料です。維持費に関しては、どちらを選んでも損はありません。

発行手数料(デポジット):

物理カードの場合、最初に500円のデポジットが必要ですが、カード返却時に返金されます。モバイル版ならこのデポジットは不要です。

払い戻し手数料:

ここが要注意ポイントです。Suica、PASMO共に、解約して残高を払い戻してもらう際には220円の手数料がかかります(定期券部分は別途計算)。

しかし、裏技があります。「残高を使い切って0円にしてから解約する」ことです。残高が手数料(220円)未満の場合、残高全額が手数料として相殺され、追加徴収はありません。つまり、コンビニなどで綺麗に使い切ってから退会手続きをすれば、手数料を実質無料で済ませることができるのです。

 最終的にPASMOとSuicaはどっちがいいのか

ここまで長い旅にお付き合いいただき、ありがとうございました。最後に、今回のテーマ「pasmo と suica どっちがいい」に対する結論をまとめさせていただきます。

結局のところ、万人に共通する唯一の正解はありませんが、あなたの属性に合わせた「勝ちパターン」は確実に存在します。

あなたの最適解はこれだ!

  • JR利用がメインの人:迷わず「モバイルSuica + ビューカード」の組み合わせを選びましょう。3.5%還元は最強です。
  • 私鉄沿線で生活が完結する人:「モバイルPASMO + 沿線系カード」で、独自ポイントプログラム(小田急おでかけポイントなど)の恩恵を最大化しましょう。
  • iPhoneユーザーで両方使う人:「2枚持ち」が正解です。定期はPASMO、都度利用はSuicaと使い分けて、ポイントの二重取りを狙いましょう。
  • 楽天経済圏のAndroidユーザー:「モバイルSuica + 楽天ペイ」で、楽天ポイントを貯めつつ交通費を管理するのが賢い方法です。

交通系ICカードは、単なる切符の代わりではなく、私たちの生活を少しだけ豊かにしてくれる金融ツールです。ぜひ、ご自身のライフスタイルにぴったりの一枚(あるいは二枚)を選んで、明日からの移動をもっとお得に、快適にアップデートしてくださいね。

この記事を書いた人

執筆者:EKO&KOH

 

どっちがいいの?各分野の専門家監修の元、あなたの選択をサポートする情報を発信しています。 この記事が、あなたにとって最適な答えを見つける手助けとなれば幸いです。

-生活・節約