メルカリで商品が売れた後、「メルカリの発送方法はどれがいいのだろう?」と悩んでいませんか。特に、メルカリ初心者が気をつけることは何ですか?という問いに対して、送料の理解は欠かせないポイントです。らくらくメルカリ便やゆうゆうメルカリ便、それぞれの送料や、便利なゆうパケットプラス、安心のメルカリ匿名配送など、選択肢は多岐にわたります。
「結局、メルカリは何で送るのがいいの?」「メルカリで1番安く発送するにはどうしたらいいですか?」あるいは「ネコポスとゆうパケットポストのどちらが安いですか?」といった具体的な疑問を持つ方も多いでしょう。送料を少しでも安いものにしたい、できるだけ速い方法で届けたい、という個別の要望に応える最適な選択は、送る商品のサイズや重さによって変わります。この記事では、数ある発送方法を徹底的に比較し、あなたの状況に合わせたベストな選択ができるよう、分かりやすく解説していきます。
この記事を読むことで、以下の4つの点が明確になります。
ポイント
- らくらくメルカリ便とゆうゆうメルカリ便の具体的な違い
- 商品のサイズや重さに応じた最も安い発送方法
- 匿名配送や速さといった目的別の最適な選択肢
- 送料を抑えるための梱包のコツや注意点
メルカリ発送方法どれがいいか分かる2大サービス
- まずは王道のらくらくメルカリ便
- 郵便局・ローソン派のゆうゆうメルカリ便
- らくらくメルカリ便の送料を比較
- ゆうゆうメルカリ便の送料を比較
- 安心なメルカリ匿名配送の仕組み
まずは王道のらくらくメルカリ便
メルカリの発送方法を選ぶ際に、まず検討したいのが「らくらくメルカリ便」です。これはメルカリとヤマト運輸が提携して提供するサービスで、多くの利用者から支持されています。
最大の理由は、その利便性と信頼性にあります。発送場所がセブン-イレブン、ファミリーマート、ヤマト運輸の営業所、そして宅配便ロッカー「PUDOステーション」と非常に多彩で、生活圏内で手軽に発送手続きを済ませられる点が魅力です。
対応している配送サービスは、商品のサイズに応じて3種類から選べます。
対応サービスの種類
A4サイズ・厚さ3cm以内の商品なら「ネコポス」、専用BOXに入る小物や厚みのある商品には「宅急便コンパクト」、そしてそれ以上の大きな荷物には「宅急便」が用意されています。このように、小さなアクセサリーからある程度の大きさの家電まで、幅広い商品をカバーできるのが強みです。
また、追加料金100円で自宅まで荷物を取りに来てくれる集荷サービスも利用可能です。大きくて重い商品を発送する際には、持ち運ぶ手間が省けるため非常に便利です。
ただ、注意点として、ゆうゆうメルカリ便の「ゆうパック」が重さ25kgまで一律料金であるのに対し、らくらくメルカリ便の「宅急便」はサイズが大きくなるにつれて対応重量の上限も上がっていく料金体系です。そのため、サイズは小さいけれど非常に重い商品を発送する場合、送料が割高になる可能性が考えられます。
郵便局・ローソン派のゆうゆうメルカリ便
もう一つの主要な発送方法が、日本郵便と提携している「ゆうゆうメルカリ便」です。郵便局やローソンをよく利用する方にとっては、こちらのほうが便利な選択肢となるかもしれません。
ゆうゆうメルカリ便の大きな特徴は、郵便ネットワークを活かしたサービスの多様性です。発送は全国の郵便局やローソンから行えるほか、「ゆうパケットポスト」や「ゆうパケットポストmini」を利用すれば、宛名書き不要で郵便ポストに投函するだけで発送が完了します。日中忙しい方でも、時間を気にせず発送できる手軽さは大きなメリットです。
また、購入者側の利便性も考慮されており、商品の受け取り場所を自宅だけでなく、最寄りの郵便局やローソン、または日本郵便の宅配ロッカー「はこぽす」に指定できます。購入者が日中不在がちな場合でも、自分のタイミングで商品を受け取れるため、購入されやすさにつながる可能性があります。
対応サービスと重さの利点
サービスの種類も豊富で、A4サイズ・厚さ3cm以内の「ゆうパケット」、ポスト投函型の「ゆうパケットポスト」、厚さ7cmまで対応の「ゆうパケットプラス」、そして大型の「ゆうパック」と、商品の特性に合わせて細かく選べます。
特に「ゆうパック」は、60サイズから170サイズまで、重さが一律25kg以内であればサイズに応じた全国一律料金で発送できます。前述の通り、小さくても重い商品を発送する際には、らくらくメルカリ便よりも送料を抑えられるケースが多く、この点は大きな利点と言えます。
らくらくメルカリ便の送料を比較
らくらくメルカリ便を利用する際の送料は、全国一律で分かりやすい料金体系になっています。どのサービスを選ぶかによって料金が異なるため、送りたい商品のサイズと重さを正確に把握することが大切です。
以下に、各サービスの対応サイズと送料をまとめました。
宅急便のサイズ別料金
宅急便は、荷物の3辺合計サイズと重さによって料金が細かく設定されています。
これらの料金を参考に、梱包後のサイズを想定して出品価格を設定することが、利益を確保する上で鍵となります。
ゆうゆうメルカリ便の送料を比較
ゆうゆうメルカリ便も、らくらくメルカリ便と同様に全国一律送料です。ポスト投函できる手軽なサービスから、大型荷物に対応するものまで幅広く、専用資材が必要な場合はその費用も考慮する必要があります。
各サービスの料金と特徴は以下の通りです。
ゆうパックのサイズ別料金
ゆうパックは、重さに関わらず25kgまでならサイズのみで料金が決まります。
特に「ゆうパケットポストmini」はメルカリ便の中で最安値クラスの送料であり、小さなアクセサリーやトレーディングカードなどの発送に非常に有効です。総コストを意識して、最適な方法を選んでください。
安心なメルカリ匿名配送の仕組み
メルカリで取引を行う際、多くの方が気になるのが個人情報の扱いです。見ず知らずの相手に自分の氏名や住所を知らせることに不安を感じる方も少なくありません。その不安を解消するのが「匿名配送」の仕組みです。
ここで紹介した「らくらくメルカリ便」と「ゆうゆうメルカリ便」は、どちらもこの匿名配送に標準で対応しています。匿名配送を利用すると、出品者と購入者の双方がお互いの個人情報を開示することなく、商品の発送・受け取りができます。配送伝票には実際の氏名や住所の代わりに、メルカリが生成した暗号化された情報が記載されるため、プライバシーが保護され、安心して取引を進めることが可能です。
匿名配送のメリットと注意点
匿名配送のメリットはプライバシー保護だけではありません。配送用の2次元コードを生成して手続きを行うため、面倒な宛名書きが一切不要になります。これにより、書き間違いのリスクがなくなり、発送作業がスムーズになるのです。
ただし、匿名配送を利用するには一つだけ重要な注意点があります。それは、商品を出品する際に、配送方法として「らくらくメルカリ便」または「ゆうゆうメルカリ便」をあらかじめ設定しておく必要があるという点です。もし「未定」のまま出品して商品が売れてしまった場合、後からメルカリ便に変更はできますが、匿名配送は適用されません。安全な取引を望むのであれば、出品時の設定を忘れないようにしましょう。
メルカリ発送方法どれがいいか目的別に選ぶコツ
- 結局メルカリ何で送るのがいい?
- メルカリで1番安く発送するにはどうしたらいいですか?
- とにかく安い発送方法の選び方
- 速い発送方法ならどれを選ぶ?
- 厚さ3cm超ならゆうパケットプラスが便利
結局メルカリ何で送るのがいい?
ここまで様々な発送方法を見てきましたが、「結局、メルカリでは何で送るのが一番いいのか」という疑問が残るかもしれません。この問いに対する最も的確な答えは、「送る商品とあなたの優先順位によって最適な方法は変わる」ということです。
絶対的な正解は存在せず、ケースバイケースで判断することが求められます。判断の軸となるのは、主に「商品の特性(サイズ・重さ・厚さ)」と「あなたが何を重視するか(安さ・速さ・安全性・手軽さ)」の2点です。
例えば、利益を最大化したいのであれば「安さ」を最優先に考えるでしょう。一方で、購入者を待たせたくない、あるいは高価な商品を安全に届けたいと考えるなら、「速さ」や「補償の有無」が重要になります。
したがって、まずは発送する商品の寸法と重量を正確に測り、その上で「今回は送料を抑えたい」「匿名配送は必須だ」といった自分の希望を明確にすることが、最適な発送方法を見つけるための第一歩となります。次の項目からは、具体的な目的別にどの方法を選べば良いのかを詳しく見ていきます。
メルカリで1番安く発送するにはどうしたらいいですか?
「メルカリで1番安く発送するにはどうしたらいいですか?」という質問は、多くの出品者が抱く共通の願いです。結論から言うと、最も安い発送方法は、送る商品の「サイズ・重さ・厚さ」という3つの要素によって細かく異なります。
商品をできるだけ安く送るためには、まず梱包後の状態を正確に把握し、それに合致する最も経済的な配送サービスを選ぶ必要があります。以下に、代表的なパターンごとの最安発送方法を挙げます。
小さくて軽いもの(25g以内)
トレーディングカードや写真、薄い紙片状のものであれば、日本郵便の「ミニレター(郵便書簡)」が63円で最も安価です。ただし、同封できるのは紙片状のものに限られる点に注意が必要です。
A4サイズ・厚さ3cm・1kg以内
雑誌や薄手の衣類などがこのサイズに収まる場合、日本郵便の「クリックポスト」が全国一律185円で送れます。追跡サービスが付いている点もメリットですが、利用にはYahoo! JAPAN IDやAmazonアカウントでの事前登録と、ラベルの印刷が必要です。
匿名配送での最安値
匿名配送を希望する場合の最安値は、「ゆうゆうメルカリ便」の「ゆうパケットポストmini」です。送料160円に加えて専用封筒代が20円かかりますが、合計180円で匿名・追跡・補償付きで発送できます。
このように、条件によって最安の方法は変動します。安さを追求する際は、商品の特性と配送条件を照らし合わせ、最適なサービスを選択する視点が不可欠です。
とにかく安い発送方法の選び方
前述の通り、送料を最優先で考える場合、メルカリ便以外の発送方法が選択肢に入ってきます。特に軽量で小さな商品を送る際には、日本郵便が提供する各種サービスが非常に有効です。
代表的な選択肢は、「定形郵便・定形外郵便」「スマートレター」「クリックポスト」です。
定形郵便・定形外郵便
定形郵便は、規定サイズ内で重さが25gまでなら84円、50gまでなら94円で送れます。それを超える場合は定形外郵便となり、重さによって料金が変動します。規格内(長辺34cm、短辺25cm、厚さ3cm以内)であれば、メルカリ便より安くなる価格帯が存在します。例えば、100g以内なら140円です。
スマートレターとクリックポスト
A5サイズ・厚さ2cm・1kg以内であれば、専用封筒を使用する「スマートレター」が180円で利用できます。また、A4サイズ・厚さ3cm・1kg以内なら「クリックポスト」が185円で、こちらは追跡機能が付いているのが大きな利点です。
安さ追求の注意点
これらの方法は送料が安いという明確なメリットがある一方で、共通のデメリットも存在します。それは、基本的に「追跡サービスや配送中の紛失・破損に対する補償がない」こと、そして「匿名配送が利用できない」ことです。
万が一の配送トラブルが発生した場合、商品代金が回収できないリスクを負うことになります。そのため、これらの発送方法は、紛失しても諦めがつくような安価な商品や、壊れにくいものに限定して利用するのが賢明な判断と言えるでしょう。高価な商品や代替の効かない商品を発送する場合は、多少送料が高くても補償が付いているメルカリ便を選ぶ方が安全です。
速い発送方法ならどれを選ぶ?
購入者へ商品をできるだけ早く届けたい場合、どの発送方法を選ぶかが重要になります。配送スピードは、利用する配送会社やサービス、発送する地域と届け先によって変動するため、一概に「これが最速」と断言することは難しいですが、一般的な傾向は存在します。
多くの場合、「らくらくメルカリ便」の方が「ゆうゆうメルカリ便」よりも早く届く傾向にあると考えられています。これは、らくらくメルカリ便がヤマト運輸の配送網を利用しており、宅急便などのスピーディーな配送サービスを基盤としているためです。
一方、ゆうゆうメルカリ便は日本郵便のサービスであり、特にゆうパケット系のサービスは、配達に数日を要することがあります。
ただし、これはあくまで一般的な傾向です。例えば、発送元と届け先が近距離であったり、発送手続きのタイミングが良かったりすれば、ゆうゆうメルカリ便でも翌日に届くことは十分にあり得ます。逆に、らくらくメルカリ便でも、離島や遠隔地へ送る場合は時間がかかります。
より確実な速さを求める場合の代替案として、日本郵便の「レターパックプラス」(送料520円)も考えられます。これは速達扱いではありませんが、航空便を利用することが多く、土日祝日も配達されるため、結果的に早く到着するケースが少なくありません。対面での手渡しであるため、安心感も得られます。
購入者から急ぎの要望があった場合や、少しでも早く届けたいという気持ちがある際には、これらの情報を基に発送方法を検討すると良いでしょう。
厚さ3cm超ならゆうパケットプラスが便利
メルカリで商品を発送する際、大きな壁となるのが「厚さ3cm」の規定です。書籍や薄手の衣類などはネコポスやゆうパケットで安価に送れますが、少し厚みのある化粧品の箱、小型のおもちゃ、厚手のニットなどを送ろうとすると、この3cmの壁に阻まれてしまいます。
このような「厚さ3cm以上、でも宅急便の60サイズを使うほど大きくはない」という絶妙なサイズの商品に最適なのが、「ゆうゆうメルカリ便」の「ゆうパケットプラス」です。
ゆうパケットプラスは、厚さ7cmまでの商品を発送できるサービスです。郵便局やローソンなどで販売されている専用箱(税込65円)に商品を入れ、送料455円で発送できます。合計コストは520円です。
宅急便コンパクトとの比較
同様の価格帯のサービスに、「らくらくメルカリ便」の「宅急便コンパクト」があります。こちらも専用BOX(税込70円)が必要で、送料は455円(専用薄型BOX利用時)、合計コストは520円と、ゆうパケットプラスと全く同じです。
両者の使い分けのポイントは「厚さ」と「平面のサイズ」です。 宅急便コンパクトの専用箱は厚さ5cmまでですが、平面サイズは20cm×25cmとやや広めです。 一方、ゆうパケットプラスは厚さ7cmまで対応可能ですが、平面サイズは17cm×24cmと少し小さめになります。
したがって、厚みはあるけれどコンパクトに収まる商品なら「ゆうパケットプラス」、厚みは5cm以内だが少し横幅がある商品なら「宅急便コンパクト」というように、商品の形状に合わせて選択するのが最も賢い方法です。
結論!メルカリ発送方法どれがいいかは商品次第
- メルカリの発送方法は大きく分けてメルカリ便とそれ以外がある
- らくらくメルカリ便とゆうゆうメルカリ便が主要な選択肢
- メルカリ便は全国一律送料で匿名配送に対応している
- 発送の速さを重視するなららくらくメルカリ便が優位な傾向
- 郵便局やローソンでの発送・受取を希望するならゆうゆうメルカリ便が便利
- 厚さ3cm、重さ1kgが送料を安く抑える一つの基準になる
- A4サイズ厚さ3cm以内ならネコポスやゆうパケットが基本
- 匿名配送で最も安いのはゆうパケットポストmini
- 送料だけを追求するなら定形外郵便やクリックポストも選択肢
- ただしメルカリ便以外は追跡や補償がない点に注意が必要
- 厚さ3cmを超えたらゆうパケットプラスか宅急便コンパクトを検討
- ゆうパケットプラスは厚さ7cmまで対応可能
- 宅急便コンパクトは厚さ5cmまでだが平面がやや広い
- サイズは小さいが重い商品はゆうパックがお得な場合がある
- 最終的にどの発送方法が良いかは商品の特性と優先順位で決める